最近の手術症例

最近の手術の症例をまとめてご紹介します。

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ワンコ(シーズー)のゴンちゃんの、潜在睾丸摘出手術の写真です。皮膚の下にあった睾丸が腫瘍化して大きくなり、痛みも出て来たということで手術で取り除くことになりました。

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男の子なのですが、おっぱいがとても発達しているのがわかりますか?精巣の腫瘍の中でもセルトリ細胞腫という腫瘍はエストロゲンという女性ホルモンを沢山分泌するため、お乳が女の子のように発達したり、エストロゲン貧血という命に関わる貧血を起こしてしまうこともあります。
ゴンちゃんも、術後の病理検査でセルトリ細胞腫であったことが確認されました。

片方しか睾丸が降りていないワンコは割りと多くみられるのですが、お腹の中で精巣が腫瘍化すると発見が遅れることもあります。皮下にまで降りてきていれば、普通の去勢と同じように取り除くこともできますので、自分でどこにあるのかよくわからない場合は、ご相談くださいね♪

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この子もホルモンが関与した病気で手術となったモルモットのあんずちゃん。はじめは写真のように、薬物療法には反応しない皮膚病で来院していました。ところが少し前から乳腺が腫れ、おりものが出だしたということで、卵巣・子宮の病気の疑いが濃厚となったため、飼い主さんと相談の上、手術で子宮を取り出すことになりました。お腹を開けてみると、やはり子宮蓄膿症でしたので、膿を貯めてねじれた子宮を摘出しました。

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これは術後の写真016.gif傷をなめないように服を作って着せてみました053.gif
モルモットの手術は薄くてもろい腸を破らないよう、痛めないよう細心の注意が必要なので、かなり神経を使いましたが、経過は順調で食欲も旺盛029.gif先日無事抜糸となりました。

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これはウサギの首の皮膚にできた大きな腫瘍。急激に大きくなり引きずり出したので、切除することになりました。この子は術後、数日で自分で糸を噛んで抜糸してしまい、医療用ホチキスのお世話になりながらどうにか完治006.gif

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やっと治った傷口です。ウサギは犬や猫と違ってカラーをするとご飯を食べなかったりするので術後が大変008.gifバンダナを巻いてみたり、服を着せてみたり、飼い主さんと苦労しながらその子にあった対応策を練ります。

この他にも、ワンコの皮膚の腫れ物の手術が何件も・・・最近は手術とセットで病理検査をお勧めしているので、抜糸をするころには病理検査の結果もあわせてご説明できるようになりました。

腫瘍は、小さな何でも無いようなしこりがとても悪性のものだったり、大きくて悪そうなものでも良性のこともあるので、見た目だけではなんともいえません。しかし、病理検査では摘出した腫れ物がきちんと取れ切れているのか、どんな腫瘍なのか、良性・悪性のものか、ある程度判断できます。
それを参考に、再発の恐れや、転移の可能性など、術後気をつけるべきこともアドバイスができます。

手術は動物にとっても飼い主さんにとっても、一大事。私達も動物に負担が少なく、順調に回復できるよう、獣医師・スタッフが協力して手術に臨みます。

わたしたちにとって最高のごほうびは、無事抜糸を終え元気になった動物達の姿と、飼い主さんたちの笑顔です016.gif残念ながら、動物にはあまり感謝はされず、嫌われることが多いのですが・・037.gif
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by yukuhashi-a-c-c | 2009-09-24 23:48 | 症例


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