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大雪!!

今朝めざめたら一面真っ白な雪景色。車を四駆に切り替えて、いざ出発!途中、路肩にはまった車を横目にヒヤヒヤしながらも無事到着019.gif

昨日手術したモルモットのミルクちゃんも傷を気にすることもなく、元気058.gif
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手術で取り除いたミルクちゃんの腫瘍。45g(ハムスター約一匹分)ありました。見た目もちょっとハムスターみたい・・・

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飼い主さんに手術の経過を説明するのにこの写真をお見せしたら、こちらが予想もしないコメントがあってちょっと新鮮でした「あ、縛られてる・・・・」って。そうですよね・・・私たちは手術で麻酔するとき、体が転がらないよう手足を台に固定する(縛る)のは当たり前なんですが、、普通の人が見たらまずそこに目が行くかも。ちょっと可哀想に思うかもしれませんが、安全のためなのでご了承くださいね。
ちなみに、動物は人とは違い、仰向けにした時に安定が悪いため、手術の台も動物用のものはV字になり、ちゃんと固定するヒモを引っ掛けるフックも付いてるんですよ029.gif手術中体が冷えないように、温度調節できるヒーターも内蔵されてます。

大手術だったコクボちゃんも少しご飯を食べだしました。傷の経過も順調♪
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手術直前の写真です。横腹がポコッと腫れてるのがわかるでしょう?この中に腸管が入り込んでいました。

今日はこの雪のおかげでゆったりペースの診療でしたが、本院である若松の「今林動物ケアクリニック」緊急手術をお願いしたワンコがいました。

昨日嘔吐して急に元気がなくなったということで来院し、心臓ショックと胃腸炎の治療をしたのですが、今日になっても元気が快復せず、血色が悪いままなので血液検査や腹部の超音波エコー、レントゲンなどの精密検査をしたところ、お腹の中(おそらく脾臓)で出血していることが判明007.gif詳しい出血場所や、どの程度の出血かはお腹を開けないとわからないのですが、ワンコ自体の状態も悪く、手術するにはかなり危険を伴います。しかし、開腹しないことには原因特定も止血もできないので、命を救うためにはやるしかないと、飼い主さんと相談して、スタッフと設備が整い、素早い手術が得意な今林院長のいる本院へ連れて行ってもらうことになったのです。

急な依頼であったにも関わらず、快く対応してくださった今林院長、ありがとうございました!!
院長の話によると、お腹の中はやはり大量に出血していて、その原因は脾臓の腫瘍の破裂だったそうです。
糸を使わず止血できる「PKシステム」という手術器具も駆使して、手術は無事終了したそうです。良かった!
手術中に亡くなる危険もあるくらいの状態だったので、まずは一山越えました。あとは順調に回復してくれますように・・・(>_<)

重症な症例が来ると、相談に乗ってもらったり、CT検査や難易度の高い手術をお願いすることも多い若松本院。やはり持つべきものは頼れる院長ですね003.gifスタッフの皆も忙しい中対応してくれて、ありがとうございました!
by yukuhashi-a-c-c | 2010-01-13 19:33 | 診療日誌


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