皮膚にしこりを見つけたら・・・

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今日、ご紹介するのはビーグルのレイルくん。鼻の脇にできたしこりをとる手術を受ける予定です。



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1月初旬から小さなしこりが目立つようになり、すこしずつ大きくなったと10日前に来院しました。
しこりの中には炎症性のものもあるので、すぐに手術はせず抗生物質や消炎剤を使ってみましたが、全く反応はなし・・・様子をみるのは不安という飼い主さんと相談の上、手術で取り除くことにしました。

手術とあわせて行われる事になったのが、切除したしこりの病理検査。専門の病理診断医がいる検査センターに組織を送って、どんな細胞で構成されているのか、腫瘍なのかそうでないのか、きちんと取りきれているか、転移の可能性があるかなどを細胞レベルで診断してもらいます。病理検査を行なうことで、今後の再発の有無や、他の臓器への影響などもある程度は推測できます。

もちろん、私達もおおよその診断はつけて手術に臨みますが、病理診断で得られる情報は腫瘍だった場合とても重要なものとなります。たいしたことなさそうな小さなしこりが悪性の癌だったり、逆にとっても悪そうなしこりにみえても良性なものもあります。見た目だけではなんともわからないところをはっきりさせてくれるのが病理検査なのです。

今回のレイルくんの仮診断は「皮膚組織球腫」か「基底細胞腫」。しかし、似たようなしこりでも悪性の「形質細胞腫」だったり「肥満細胞腫」の可能性もあるので、病理検査の結果が出るまではなんとなく落ち着きません・・・結果のFAXが届くとドキドキしてしまいます。こればっかりは慣れないんですよね(´Д`;;)・・・

どうか、良性でちゃんと取り除けていますように!!毎回ながら、祈りつつ検査に出しました。
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by yukuhashi-a-c-c | 2010-02-08 20:51 | 診療日誌


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