緊急症例

昨日の終了間際に来院した柴犬のシュンくん。おとといから尿の出がわるく、昨日からはずっと気張っても出ず、悲痛な鳴き声をあげているとのこと。

レントゲンをとってみると・・・あちゃー・・・・といいたくなるほど、膀胱内には1cmほどの大きな石がひとつとと小さな鋭い尿石が数えきれないほど。おまけに尿道にもびっちりと尿石が詰まってしまっています。

緊急的にパンパンに膨らんだ膀胱に針をさしておしっこを抜き取り、カテーテルで洗浄しようとしましたが、尿石はびくともせず・・・。

このままでは腎不全を起こして死んでしまうので、その日は膀胱炎、尿道炎の治療を行い翌日の今日、若松本院へ運んで手術をすることになりました。

シュンくんの受けた手術は「会陰部尿道ろう設置術」尿道に致命的なダメージが及んでいる場合に行う救命のための手術です。

睾丸と肛門の間の皮膚に直接尿道をつなげることで、結石を取り除き尿が出るようにするのです。場所が場所だけに大変な手術だったそうですが、松田獣医とともに帰ってきたシュンくんはおむつはしているものの元気そのもの。詰まっていた結石がとれて尿もスムーズに出るようになりました。

帰って早々、なにか食べるものはないかとクンクン・・・缶詰を与えてみたらすぐにパクついてくれました。あとは傷の状態をみるのにしばらく入院が必要ですが、命の危機は脱することができました。

こんな緊急疾患時にはやはり本院との提携ができるので心強いですね。両院のスタッフが協力して医療機器や情報をを共有しつつ治療にあたっています。

若松への往復と手術助手をしてくれた松田先生、そして大手術を乗り越えたシュンくん、今日はお疲れ様でした!
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by yukuhashi-a-c-c | 2007-12-22 00:57 | 診療日誌


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