驚きの結末!!

昨日の診療時間終了後、ひとりの飼い主さんが「犬の眼が腫れあがってるんです。診てもらえますか?」と訪ねてきました。

連れてこられたのは9か月のミニチュアダックスの男の子。右目をシバシバさせてとても痛そうにしています。充血もひどいのですが、パッと見は眼の表面にも傷は無さそうです。

結膜炎を疑って、注射治療と点眼処置を行いましたが、少し時間が経っても一向に充血が減る気配がありません。(単純な結膜炎ならある程度充血が減るのが普通です)

何でだろう・・・・・さっき飼い主さんと交わした会話を思い出します。

今日の散歩の前まではまったく普通だった、とのこと。

今日の散歩はいつもと違う場所で、田舎の田んぼの中を一時間以上たっぷりさせた。

体にヒッツキボウ(草の実)が沢山ついて大変だった、とも言ってた。


「ごめんね、最後にもう一回だけ見せてね。」と、上瞼を思いきり上に引っ張り上げてみたら・・・


・・・・・・・・・・あった!!!

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草の実が上瞼と眼球の間の結膜に刺さりこんで取れなくなっていたのです。

痛いところを発見されたワンコは途端に必死の抵抗を始めましたが、包帯の簡易口輪をしてがっちりホールドし、ゆっくりと草の実を取り除きました。

これが摘出した草の実。

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獣医学書には、「草の実や小枝が目や鼻に入り炎症を引き起こすことがある」とは書いてあるのは知識として知ってはいましたが、実際の例を見たのはこれが初めてです。

ダックス、体高低いしね・・・草むらガサガサするの好きだしね・・・・・ほんとにこんなこともあるんだねえ。でも、早く原因が発見できてよかった。わからなかったらこの子はずっと原因不明の眼の炎症に苦しめられていたことでしょう。

飼い主さんとの会話、情報収集と、「実際に触って、見て、注意深く診察すること」の重要性を改めて認識した出来事でした。

お会計の時、当のワンコにはおもいきり吠えられつつ威嚇されましたが・・・・
何はともあれ無事解決してヨカッタヨカッタ。

一件落着して、いつになくスッキリした気分で家路につきました058.gif
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by yukuhashi-a-c-c | 2008-01-09 01:08 | 診療日誌


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